深刻な看護師不足の現状、その打開策とは?

看護師不足

近年クローズアップされている「看護師不足」。

少子高齢化が進む日本で、医師不足と共に深刻な問題となっています。

なぜ、看護師不足の状況に陥ったか、それが引き起こす問題、看護師不足を解消する決め手はあるか?

この記事では、それらを明らかにしていきます。

深刻な看護師不足が続いている理由

昔から「白衣の天使」と言われ、なりたい職業の上位にいたのが看護師でした。一生懸命勉強して、難関の国家試験に合格しなければ看護師の免許は手にできません。

しかし、看護師として病院に勤め始めても、やがて離職してしまうケースが非常に多いことが、看護師不足の重大な側面となっています。下記のグラフをご覧ください。

看護師の需給バランスは常に需要過多

厚生労働省のホームページより

 

なぜ辞めてしまうのか。

それは、仕事がきつくて多忙だからです。今までは医師が行ってきた注射や点滴などの業務を負わねばならないなど、俗に「9K」と言われる要素が挙げられています。

看護師の9Kとは

  1. きつい
  2. 汚い
  3. 危険
  4. 規則が厳しい
  5. 休暇が取れない
  6. 給料安い
  7. 婚期が遅い
  8. 化粧がのらない
  9. 薬に頼る毎日

といった3Kどころではない現実が繰り広げられているのです。結婚、出産を経て産休に入った看護師は、さらに過酷な日常が待っています。育児と家事、看護師の仕事を両立させるのは非常に困難だからです。

従って、出産を機に離職してしまう看護師が後を絶たず、看護師不足がいっそう進行していきます。

また、復職をしたくても敢えて9Kの職場に飛び込んでいくだけのモチベーションを持つことは難しいでしょう。

国家資格がありながらも看護師として働いていない人々が50万人以上もいるという現実は、つまりそういう理由なのです。

患者の質が変化し、さらに過重労働の原因に

高齢の認知症患者が増加していることも看護師の過重労働に繫がっている

高齢の認知症患者が増加していることも看護師の過重労働に繫がっている

さらに、看護や医療の現場で、患者の質が変化しているのも理由に挙げられます。

特に認知症の高齢患者が増加していること。こういった場合は目を離すことができないため、付きっきりでケアしなければなりません。

医療技術が高度化して、看護師一人ひとりの負担(業務以外でも勉強やトレーニングなど)が大幅に増えたことも、過重労働の原因となっています。


看護師不足が引き起こしている深刻な問題とは

私たちが普通にかかっている病院では、看護師不足による影響は目にあまり見えないかもしれません。しかし、それは着実に医療現場に影を落としています。

患者さん一人ひとりに適切な処置が行き届かなくなる

まず、入院時の対応が追いつかない。

アメリカでは100床あたり230人前後の看護師が、フランスでは約90人の看護師が対応していると言われています。

しかし日本では100床あたり50人前後。そのため、患者さん一人ひとりに適切な処置が行き届かなくなっています。

また、必然的に経験の浅い看護師にも重要な任務を割り振らざるを得ない状況となります。

こうなると、どうなるか?

医療ミスの発生

医療ミスが引き起こされることは、明白です。

また、今までは「10人の患者を1人の看護師が看る」という体制だったのですが、厚生労働省の指導により「7人の患者を1人が看る」という「7:1」看護体制が進められてきました。

一見、勤務は楽になるように思えるのですが、看護師不足に拍車をかける原因ともなっています。資金力のある病院は待遇をよくして多くの看護師を集めることができるのですが、そうではない病院では看護師が流出する一方となっています。

7:1看護体制を採ることができる病院へと人が集まる傾向になってしまうのです。

こうなると看護師不足の病院では患者の受け入れ体制そのものが危機に瀕します。「受け入れ拒否」「病院たらい回し」という記事が新聞を賑わしますが、あれは受け入れたくても受け入れるだけの体制が整っていないケースも多いのです。

看護師不足が顕著な地方病院では、医療体制そのものが崩壊する危険性をもはらんでいます。

看護師不足を解決する手段はあるか

本来、看護師の給与水準は高めです。国家資格が必要なこと、人命を預かるという崇高な使命があることなどから、それは当然でしょう。

しかし、労働条件が上記のように「9K」と言われるようにきついものがあります。これを改善する動きは近年顕著です。これをお読みのあなたが病院関係者であれば、実感なさっていることでしょう。

例えば、下記のような改善策が採られているケースが増えています。

  • 新人研修が新卒・既卒別で充実しており指導が丁寧
  • チームナーシング制度がある
  • 電子カルテやオーダリングシステムが導入されている
  • リフレッシュ休暇などの休暇制度が充実している
  • 任意でスキルアップ研修などを就業先負担で受けられる
  • 白衣の種類を選択でき、数着貸与してくれる
  • 昇給・賞与が年1回以上ある
  • 日勤のみor夜勤の数を少なめにして働くことができる
  • 子供の体調不良で休んでも受け入れてもらえる
  • 24時間院内託児所や学童保育が併設されている
  • 準夜勤・深夜勤ともに5~6人体制
  • 職員の医療費が減額や無料化される

いかがでしょうか。このような施策を採っているのに看護師不足が改善されていない場合は、看護師の募集方法を見直した方がよいかもしれません。

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結果はどうだったでしょうか。もし、思わしくなかったという経験をお持ちなら、広告の手法そのものを見直してみてはいかがでしょう。

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