採用コストの削減方法「1/36以上のコスト削減した実例」を紹介

採用コストを削減

採用コストは、一人採用するのにかかったコストの事。

採用活動全体でかかったコストの総額を採用人数で割って算出します。

この採用コストは求人難の影響で年々膨らみ続けている傾向にあります。会社によっては、年間500万円もの広告費をかけて一人も採用できないケースもあるぐらいですから、事態はかなり深刻です。

有効求人倍率も年々高まっており、201811月に1.63倍となり、19741月以来の44年振りの高い水準が続いています。今後、人口減少はさらに進んでいきますから、より採用コストが膨らむことは容易に予測できることですよね。

でも、一部の会社は秘密の求人方法を使って、採用コストを1/36以上削減することに成功し、安定的に結果を出し続けています。

なぜ、時代の流れと逆行するような結果を出すことができているのか?

採用活動を行っていく中で何にコストを使うと効果的で、何が無駄となるのか?

費用対効果の高い成果に繋がるコストの使い方が分かるように記事を書かせていただきました。

ぜひ、今後の指針にしていただければ幸いです。

YouTubeで解説

 

採用活動全体で発生するコスト「何が無駄となり、何が成果に繋がるのか?」

まずは、採用活動全体で発生するコストを明らかにしていきます。

採用コストは、求人媒体など「社外に支払うコスト」と面接などを行う際に発生する「社内コスト」の2種類に分かれます。

今はそのどちらも膨れあがっている会社が多いです。

ただ残念なことに、求人広告業界全体では、費用対効果を高める取り組みを全くしていません。そのため、多くの会社は知らずの内に多額のお金を失い続けています

最も費用対効果の高い求人方法に取り組めば、採用コストを1/36に抑えることだって出来るんです。

当然、この求人方法の存在は求人広告会社も把握しています。でも、この方法が効果的である事が世間にバレてしまうと、彼らに入ってくる利益が薄くなるため、気づかれないようにうまく隠しています

でも、採用活動を行う方とっては「ふざけんじゃないよ!」って話ですよね。

貴重なお金なんだから、極力無駄にしたくない!って誰でも思いますよね。

ですから、ココでは、採用活動におけるコストの使い道が効果的なのか?それとも無駄になっているのか?どちらに該当するかを徹底分析していきます。

どこにコストを使うかで、結果は天と地ほどの差が開きますので、ぜひ、注意してご覧になってください。

結果は天と地ほどの差が開く

社外コスト

社外コストは業者に支払うコストです。主に発生しているコストは求人媒体に広告を載せる求人掲載費ですが、最近は求人に関わる様々なサービスが登場しています。

  • 昔ながらの求人媒体にもっと予算を配分すべきなのか?
  • それとも新しいサービスを導入すべきなのか?
  • それとも業者がまったく提案してこない方法に力を入れるべきなのか?

一つずつ詳しく解説していきます。

求人掲載費

求人掲載費

タウンワークやindeedなど求人媒体に広告掲載する際に発生する費用の事です。求人サイト、フリーペーパーの求人誌・求人の折り込みチラシなど色々ありますが、どれもこれも求人を掲載する際に払うコストで成り立っているビジネスです。

昔は効果的でしたが、今は、媒体が多様化して、求職者の数が減っているため、どれもこれも大して効果がなくなっています。採用できなければ、人手不足の問題は解消されないため、多くの会社は予算を増やして解決しようと試みますが、、、

リアルな現場の実態としては、予算を増やしても思ったような成果には繋がっていません。年間500万円かけても、採用に繋がらなかった会社もあるぐらいですから、事態はかなり深刻です。

毎日のようにCMで宣伝されていますので、効果的ではないか?と思うかもしれませんが、費用対効果の悪い媒体ばかりです。ですから、効果検証して掲載する意味がないと判断した場合、一刻も早く離れるべきです。


成功報酬費

成功報酬費

求人を掲載していても応募があっても完全0円。採用した時のみに料金が発生する成果報酬型の求人サイトを利用してる会社も多いです。

25歳という若さで東証一部に上場させた村上太一さんのアルバイト専用求人サイト「ジョブセンス」が有名ですね。(今は「マッハバイト」に改名)

エリアや規模によって料金は異なりますが、割と安いですし、無駄に広告費を失わないのでオススメです。

中途採用の場合は、転職ナビという求人サイトがあります。こちらも求人掲載も応募も完全0円。

採用した時に年収の20%を支払うといったビジネスモデルになっています。

こちらの場合は結構な額ですね。ただ、求人広告費に何百万円も無駄に失うよりは大分マシかと思います。

ただ、成功報酬型の求人サイトは数と期間のコントロールができない

どの会社も採用する人数と期間はある程度目標を定められているかと思います。

成功報酬型の場合は、コストのコントロールはできますが、期間と人数のコントロールはできません明確にスケジュールや採用数を決めて活動を行っていく際には、あまり適した方法ではないと言えます。


採用管理システム利用料

採用管理システム利用料

このシステムを利用すると、採用に特化したホームページを作れたり、複数の求人媒体経由の応募を管理できたりします。

最初は無料で利用でき、オプションが有料になっているシステムだったり、最初から有料のシステムなど色々あります。

楽に結果を出せるように感じるため、一見便利だと思うかもしれませんが、実はこれ、搾取システムなので、十分注意してください。

同様のことは他のツールを使ってでも出来ますし、変な機能制限など一切なく自由に作れます。

もし、知り合いにホームページ制作会社がいらっしゃったら、相談してみてください。

「それぐらいうちでもwordpressを使って簡単にできるよ。採用ホームページを作るんだったら、会社独自のドメインでちゃんと作った方が良いよ」と言われます。

今はネット社会でどの会社もホームページを持っていますから、独自ドメインも所有しています。

採用ホームページのシステムを提供する方としても、独自ドメインの重要性は十分分かっているはずです。

でも、どの採用管理システムも独自ドメインを使える設計にはしていません

どうして求人広告会社はクライアントに独自ドメインのホームページを作らせないのか?
独自ドメイン

答えはシンプルで求人媒体と連携しているからです。

採用ホームページを作っても宣伝しなければ、応募は入りません。

indeedと連携していたところで、競争の激しい業種や職種の場合、広告を出して目立たさなければ、なかなか応募は入りません。

だから、そのうち、連携している求人媒体に広告掲載するようになります。

そして、採用管理システムを作っている会社には広告料の何%かが入る仕組みになっているということです。これが大きいんですね。

だから、独自ドメインとして切り離すわけにはいかないのです。

ドメインが変わると求人媒体との連携がなくなり、大きな収入源が断たれてしまいますから。

無料で使えるのに、ビジネスとして成り立っている理由はココです。

広告やネットの知識の疎い人たちを騙す手口なので、汚い情報操作に惑わされないように十分ご注意ください


各種販促物の制作費

各種販促物の制作費

上記をご覧になっていただき、求人広告会社を頼った採用活動がいかに無駄なコストを費やすかをわかっていただけたのではないでしょうか。

求人広告会社が頼りにならなければ、次に考えるのは、普段付き合っている広告代理店やデザイン会社、もしくは、フリーランスのデザイナーに採用ホームページを作ってもらって、独自にgoogleyahooなどに広告を出そうと考えます。

でも、ここでも注意が必要です。

広告関連業者は、どこも広告で結果を出すことにフォーカスしていません

ほとんどの業者は言われた通りにしか作ってくれないんです。

広告で大きな成果に繋げられるプロフェッショナルは日本中探しても一握りしかいません。

ですから、成果を出したければ、安易に業者を選ぶべきではないんですね。

友達や知り合いだからと安易に業者を選んでも、何の成果にも繋がらなければ作る意味はありませんから。


コンサルティング費

コンサルティング費
  • 様々な求人媒体に広告掲載してもダメ。
  • 独自で採用ホームページを作って宣伝してもダメ。

思いつく方法の全てを試して最終的に辿り着くのが求人広告で成果を出すことにフォーカスして取り組んでいる専門家に相談するという道です。

世の中のほとんどのホームページは結果を出せていません。でも、ほんの一握りのホームページは人知れず大きな成果を出しています。何が違うかというと、成果に繋がるプロセスで正しく作り上げているか、いないかの違いです。

本当に成果を出したいのであれば、誰に相談して作り上げていくかはとてつもなく重要です。

アドバイス一つで結果がガラリと変わることに気づいた会社は、信頼できるコンサルタントを見つけてコンサルティング契約を結んでいます。コストは高いと感じるかもしれませんが、将来大きな見返りとして返ってくるので、賢いお金の使い方です。

社内コスト

次に採用活動を行っていく上で会社内で発生するコストについて解説していきます。

業者とやりとりする際の人件費

業者とのやりとり

以外と見逃されがちな部分が業者とのやりとりを行う際にかかる人件費です。

魅力的な求人情報を伝える際には、業者と協力しながら情報のやりとりに時間をかける必要があります。

  • 取材の協力
  • 画像や動画の提供
  • 制作物のチェック
  • 質問に対して的確に返信する

など結構やることはあります。面倒臭がってこの作業をないがしろにすると、魅力的なメッセージを求職者に伝えることなど絶対にできません。時は金なりと言いますが、ココは重要な部分なので、絶対にかけるべきコストです。


熾烈な条件合戦による賃上げ

条件合戦に入ってコストアップ

求人媒体に掲載して人集めしている会社の場合は、熾烈な競争の中で応募を獲得しています。

媒体の中で比較検討されるので、必然的に条件合戦に入らざるを得ません。他社よりも高い給料にしたり、他社よりも手厚い福利厚生にして、求職者の注意を引いていくわけですが、あまりにも過剰にやるのはあまりオススメできません。

資本力のある大手だったら耐えられるかもしれませんが、中小企業はとても持たなくなりますよね。それに、条件合戦に入ったら最後、いたちごっこでより良い条件の会社に入ろうとする人を集めることにもなります。

せっかく採用しても、すぐに辞められてしまっては意味がありませんし、会社の雰囲気も悪くなっていきます。であれば、条件で選んでもらうのではなく、会社の考えとか条件以外の強みに共感して選んでもらった方が定着率が高くなります。

求人媒体を利用しているとどうしても比較検討されてしまいますので、まずは求人媒体から離れることが先決です。

独自ドメインで採用ホームページを作り、リスティング広告で宣伝すれば、そこまで比較されずにしっかりとメッセージを伝えられます。

条件をよくする手段はコストが大きくかさんでしまうかと思いますので、条件以外の面で良さを伝えて共感してくれる求職者を集められるかどうかをまずは試していただくことをオススメします。

実際、僕のクライアントでは成果が出ているので、不可能ではありません。


面接・研修で発生する人件費・出張費

面接

それともう一つ社内で発生するコストが面接や研修にかかるコスト。

ご存知のように、採用活動は応募を獲得するだけで終わりではありませんよね。

応募があったら、面接をして、採用するかどうかを検討して、採用したら、研修を行ってと現場で働いてもらうまでやることは多々あります。

当然ここには、人件費が発生します。

また、住み込み求人など遠方の人を採用する際には、求職者がいる現地まで面接に行く会社もあります。ここには交通費も発生しますし、かなり遠い場合は宿泊費も発生します。

このまま求人媒体任せで何の対策もしないとどうなるか?

大手のように十分な資本力があれば、求人広告会社任せでも大丈夫かもしれません。

でも、現状では7割の会社が人手不足で悲鳴をあげています。

また、人を集められずに倒産している会社も後を絶ちません。2018年の人手不足倒産は過去最大を記録しました。

「人手不足倒産」の件数(出典:帝国データバンクWebサイト)

「人手不足倒産」の件数(出典:帝国データバンクWebサイト)

人手不足倒産が2018年(112月)で153件発生、負債総額は2237700万円にのぼるとのこと。

今後、人口減少は続いていきますから、人手不足倒産は今後右肩上がりで増えていくでしょう。

つまり、この現状は何を示しているか?というと、求人広告会社に任せっぱなしではダメだということが証明されているわけです。

今後の採用活動は、業者に任せるのではなく、会社独自で取り組まなければ生き残っていけなくなるでしょう。

もし、あなたの会社が人材で事業が成り立っているのであれば、かなり危機的状況が迫っていることを自覚する必要があります。いち早く無駄なコストを削減し、効果的な求人方法に取り組むことを強くオススメいたします。

採用コストを1/36以上削減した実例

では今後増え続ける採用コストの問題をどのように改善していけば良いのか?

実際に、採用コストを1/36以上に抑えることに成功したプロセスを紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。

ステップ1:費用対効果の高い求人方法を知る

費用対効果の高い求人方法を知る

まずはどんな求人方法に取り組めば、費用対効果の高い成果を出せるのかを知らないと行動に移ることはできません。

求人広告会社に相談しても、返ってくる答えは求人媒体に掲載する方法しか教えてくれません。

上記で説明している通り、求人媒体への掲載では、成果につなげるのは難しいです。

ですから、まず、求人広告会社に相談するのではなく、求人媒体を使わない方法で成果に繋げているプロフェッショナルに相談してください。

ステップ2:成果に繋がる正しいプロセスで取り組む

成果に繋がる正しいプロセスで取り組む

最も費用対効果の高い求人方法はどんな方法なのかを簡単に説明しますと、独自ドメインで採用ホームページを作り、リスティング広告で宣伝していくという方法になります。

このような話を聞くと、採用ホームページもあるし、リスティング広告を出せば結果を出せるんじゃないか?と安易に考える人が多いのですが、そんな簡単な世界ではありません。

どんな分野でも「やる」のと「できる」までには大きな壁があります。

楽器をやるにしても、スポーツをやるにしても、下手な人とプロ級の人がいるように、広告の世界も一緒です。

やる事は簡単にできますが、成果に繋げられる人はごく一部です。

つまり、成果に繋げるまでのプロセスは一握りの人しか知らないという事。

ですから、結果を出すまでのプロセスを詳細に知っているプロに一から教えてもらい、正しいプロセスで取り組んでいく必要があります。

ステップ3:成果を出せない求人媒体の掲載を全て止める

求人媒体の掲載を全て止める

最も費用対効果の高い求人方法に正しく取り組んで成果に繋げられるようになったら、大して成果を出せない求人媒体の掲載を全てストップさせます。

これで採用コストは1/36以上抑えることができるようになり、安定的に結果を出し続けられます。

会社によってはこんなに削減できないかもしれないですし、もしかしたら、もっと大きな削減に繋げられるかもしれません。

一つはっきりと言えることは、求人媒体を使っていた頃よりも確実に良くなる事。これは、僕のクライアントさんたちが証明してくれているので、確実です。

より詳しく知りたい方は以下の書籍をご覧になってみてください。