広告で結果を出す際に最も重要な事を一つあげろ!と言われれば何かと言いますと…
それは「打ち合わせ」です。
どんな広告を作る際にも全ての元になるのは、社内もしくは外部の人との「打ち合わせ」で決まった内容です。
つまり、「打ち合わせの質」次第で結果を出せる広告になるか、そうでないかが全て決まります。
毎月何十〜何百万円もの広告費を使うとしたら、その広告費が無駄になるか、活きたお金になるかが決まってしまう訳ですから、とてつもなく重要です!
多くの広告代理店やデザイナーが結果を出せない残念な「打ち合わせ」の実態
でも、多くの広告代理店も多くのデザイナーもこの打ち合わせを単なる御用聞きにしています。
前回、前々回の記事でも書かせていただきましたが、広告代理店もデザイナーもどちらもクライアントに結果を出してあげようと思って仕事をしている訳ではありません。
広告代理店の営業マンは広告主を獲得できればそれで良いと思っていますし、デザイナーは自分が満足のいくデザインができればそれで良いと思っています。
ですから、クライアントのご機嫌を伺いながら、言われた通りに綺麗に形にしていく事だけに力を注ぎます。
クライアントの方としても、要望を聞いてもらい、綺麗に仕上げてもらった時点では満足感が得られます。
例え、散々な結果になったしても、広告をリリースする前は自分が思った事が綺麗に形になっていて嬉しい訳です。
このような打ち合わせの仕方が当たり前になっていますので、質の高い打ち合わせを求めている方なんてほとんどいません。
でも、このやり方に危機感を感じない限り、いつまで経っても広告で結果を出す事なんてできないのです。
質の高い打ち合わせは病院の診断と一緒
では、どのような打ち合わせを行うと結果を出せるようになるのか?と言いますと…
シンプルに言ってしまえば、広告の専門家に質問してアドバイスをもらいながら対策していけば結果を出せるようになります。
病院と同じように捉えて頂ければスムーズかと思います。
病院の場合、具合が悪くなると、先生に診断してもらいますよね。
診断の結果、最適な治療方法が分かり、病気を治すために必要な薬が処方されます。
つまり、どんな治療法がベストなのかを自分で判断するのではなく、その道の専門家である先生に委ねています。
もし、間違えた治療法で病気を治そうとしていたら、先生は注意したり、場合によってはあなたの体の事を思って怒る事だってありますよね。
広告においても同じです。
問題の原因を見つけ出し、その問題を解決するために最適な対策を立てる事。
このような打ち合わせを常に行っていれば、結果を出せない訳がないのです。
広告においては、病院の先生のようなやり方で活躍している人が少ないため、残念ながら間違えたやり方に気づく事なく、傷口をどんどん広げている会社が多いです。
もっと適切なやり方で対策していれば、傷口を塞ぎどんどん健康的な体になっていけるというのに…
同じ業界で働く人間としてとても残念に思っています。
最初のステップは信頼のおける広告の専門家を見つけ出す事
ですから、まず最初のステップは信頼のおける広告の専門家を見つけ出す事です。
医療の世界が難関なように、広告の世界もなかなか奥が深いです。
何度かセミナーに行ったり、本を1冊、2冊読んだだけで習得できる程、甘い世界ではありません。
どんなジャンルでもある程度のスキルが身に付くまでは1,000時間は投資する必要があると言われています。
プロ中のプロになるには、1万時間必要だそうです。
これだけの時間を投資する覚悟を決めるには、広告に対しての情熱がなければまず無理と言えるかと思います。
ですから、餅は餅屋。
広告の事は広告の専門家に聞くのが一番の解決策です。