こんにちは。スタッフソリューションの山本です。
今回は、前回の続きで求人業界が仕掛けている情報操作についてお話ししていきたいと思います。
前回の記事でお話しした間違った思い込みを持たせられた状態で今回ご紹介する手口を使われる事によって、多くの会社が嵌められています。
業界全体で行われている情報操作なので、勉強していなければ、なかなか避けられないかと思います。
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なぜ、情報操作から逃れるのは難しいのか?
避けることが難しい手口って何か?って言うとセイレーンの手口を使ってくるんですね。
セイレーンって何かって言うと、ギリシャ神話に登場する怪物のことです。
美しい歌声を船員に聞かせて船を難破させたり、遭難させたりして、船員たちが食い殺されてしまうという話。
美味しい話をして契約してお金をとったら逃げるというのは、詐欺師の常套手段ですし、詐欺でなくてもこのような手口はどの業界でも行われていますよね。
例えば
- ものすごく儲かる
- リスクは無い・もしくは低リスク
- 有名人もやっている・たくさんの人がやって結果を出している
- 今が始める絶好のチャンス
等とあおって美しい歌声を聴かせまくって嵌めていくといった手口ということです。
では、求人業界はどんな歌声を聴かせているのか?
では、求人業界ではどんな歌声を聴かせているのかと言うと、よく見かけるのはこちらの4つです。
- 無料
- 簡単
- 時間がかからない
- 効果的
一つだけでも強力なんですが、4つ全部合わさると最強です。
特に経営者はせっかちな方が多いので、難しくて時間がかかることなんて絶対やりたくないと思っている方が多いです。
何か行動に移ったら即結果が出るものに取り組みたいと思っていますよね。
だから、簡単で時間がかからない。さらに無料で効果的であれば、断る理由なんてないわけです。
具体的に行われている手口はどんな手口?
では求人業界では具体的にどんな手口を使っているのか?をご紹介します。
今の求人市場は、採用ホームページがトレンドになっていますので、採用ホームページを作りたい時に仕掛けられています。
無料・簡単・時間がかからない・効果的と思わせている数々の採用ホームページ作成サービス
業界大手が提供している採用管理システム
リクルートが提供しているジョブオプという採用管理システムは、船を遭難させる4つの歌声、全て含まれています。
- 採用ホームページを無料で作れる
- 簡単3ステップで10分で作れる
- 80パターンのデザインが用意されているので、質の高いはじめてでも質の高いページが作れる
- indeedと自動連携してるので効果的
国内No.1の採用管理システム
エンジャパンが提供しているengageは国内No.1の採用管理システムです。
基本的にどの採用管理システムも基本的な構造は一緒なのですが、engageが作っているシステムが一番高機能のように見えます。
だから、利用している会社が一番多いのだと思います。
最近CMでよく見かける採用管理システム
ハーモスは一度、電話で話したことがありますが、利用料がとてつもなく高いです。
ジョブオプもすごく高いんです。中小零細企業ではとても費用対効果が合いません。高いからこそ、どの採用管理システムもHPに詳細な料金プランを掲載していないんでしょうね。
業界の情報操作によって、刷り込まれた間違った思い込みを巧みに利用
さらに、前回の記事で間違った思い込みを刷り込まれているとお伝えしましたが、その思い込みも巧みに利用しています。
・求人の応募を獲得するには、求人媒体が必要
・CMでよく見かけてたくさんの会社が掲載しているindeedが効果的だと思っている。
だから、indeedに自動連携できると言われたら、すごく便利だなと思いますし、それ以外にもgoogleしごと検索、yahooしごと検索に自動連携できれば、なおさら便利だなと思うわけです。
これだけ美しい歌声を聴かせられてしまうと、ちゃんと勉強して知識を備えていない限り、まず嵌められていることに気づけません。
採用管理システムの利用をまったくオススメできない4つの理由
採用管理システムは求人関連の業者がたくさん作っていますが、人集めが最も重要な課題になっている会社であれば、僕は絶対にオススメしていません。
理由は4つあります。
理由1 最も効果的なリスティング広告を利用しづらい
タグの設定ができないと、どのキーワード経由の広告で応募が入っているのかがわからないんです。
ですから、広告の費用対効果を高められなくなります。
効果が出ているかどうかすらわからなくなるので、広告を利用して良いものかどうか判断できなくなります。
理由2 差別化が図りづらい
そこでアイデアが決まって下を読んでもらえるかどうかが決まるのですが、テンプレートで決まっているので、カスタマイズできないんですね。
なので、競合他社と同じようなファーストビューになってしまって差別化がはかれない。
当然、なかなか下を読んでもらえません。
理由3 信用性が低い
なぜ、信用性が低いかっていうと、オリジナルのドメインが使えないから。
ドメインはURLのところですけども、ここが社名ではなく、engageとかジョブオプとかになっていたら、ちゃんとした会社ではないと思う人も中にはいるってことですね。
ドメインのことを知らない人もいますので、全員ではありませんが、一部の人には信用性が低くなってしまいます。
理由4 結局多くのお金と時間を失う
以上の理由から、応募が入りづらくなりますよね。
応募が入らなければ採用できないため、より目立つようにするため、結局、オプションとか広告費をかけて募集せざるを得なくなるという流れになるわけです。
ちなみに、使っても良い採用ホームページ作成サービスとは?
ただ、こうゆうふうに伝えているのは、僕が行っている方法を正当化するためにディスってるんでしょ?と思う方もいるかもしれませんので、使っても良いシステムもお伝えいたします。
WordPressやWIXなどのHP作成システムを利用するのであれば問題ない
WordPressもWIXもどちらもワードを使う感覚でホームページを作れます。
当然、採用ホームページも作れますので、何も問題ありません。
普通のホームページ作成サービスを使う4つのメリット
メリット1:ランニングコストがとても安い
- ワードプレスを使う場合:さくらインターネットのレンタルサーバーを使って、ドメインを購入したとしても、年間1万円もかかりません。
- WIXを使う場合:有料版を使っても1万円前後で収まります。
採用管理システムの利用料金と比べたらありえないほどの安さです。
メリット2:オリジナルドメインを利用できる
オリジナルドメインで利用ができますので、信用性は低くなりません。
メリット3:タグを自由に挿入できる
リスティング広告を使って宣伝して応募が入ればちゃんと効果測定することができます。
メリット4:デザインはテンプレートで制限があるが、採用管理システムより自由度が高い
つまり、変な制限なく自由にHPを作れるシステムであれば、便利なので使っても良いと思います。
ただ、これでも制限はあるので、本当に自由に作って最高のモノを作りたいのであれば、ゼロから作ることをオススメいたします。
まとめ
今回の記事でお伝えしたいことをまとめます。
採用管理システムはいろんな会社が作ってますけども、基本使わない方が良いと言うこと。
大きな成果を出したいのであれば、業界が仕掛けている情報操作の逆を行くことをオススメします。
つまり、お金をかけて、時間をかけて、難しい事に挑戦していくって事です。
要は急がば回れって事です。
結局、遠回りして時間をかけて正しい取り組みをした方が長い目で見た時に大幅に少ない負担で済みますし、結果を出すまでの時間も短縮できます。
その額は数十万どころか、数百万とか数千万規模のレベルで違いがでますので、早めに気づいて行動に移られることを強くオススメいたします。
今回お伝えしたかった事はこれで以上になります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。