求める人材像を間違えると多額の損失につながるので要注意!

求める人材像

採用活動をする際には、どの会社も求める人材像を設定します。

簡単になんとなく設定している会社が多いのですが、採用活動の全てに影響してくるので、ちゃんと考えて設定しなければいけません。

もし、間違えて設定してしまうと酷い目にあいますので、十分注意してください。

求める人材像を間違えると多額の損失に繋がる

時間とお金の無駄

求める人材像をもし、間違えて設定した場合、どのぐらいの損失に繋がるのかを解説していきます。

欲張って設定するとミスマッチ採用に繋がる

よくあるのが、この会社で働きたいと思ってくれそうもない人材を求める人材像に設定しまうケースです。

例えば、会社が高齢化しているので、若者を雇用したいというケース。

このケースは危険信号なので、注意してください。

高齢者は働ける期間が短く体力が持たない方も多いので、どの会社も従業員の年齢層をなるべく下げていきたいと考えます。

ただ、年齢を下げると競合も増えますし、何より求める人材と会社の環境がマッチしなくなる可能性が非常に高まります

例えば、50代〜60代中心の会社に20代の若者が働きたいと思うかというと、どう考えても難しいですよね。

さらに、会社の環境とマッチしない人材を求める人材像に設定してしまうと、求人広告で伝える情報も限られてしまいます。

そのため、求人広告の反響も落ちてしまうことにも繋がります。

ミスマッチによる早期離職は多くの時間・労力・コストを無駄にする

やってはいけないのは、応募を集めたいがために、会社の環境にはない情報を伝えてしまうケース。

これは絶対やってはいけません!

例えば、高齢者ばかりの会社なのに、「若者に最適な職場!」「働きやすい環境を整備しています!」などと伝えてしまったら、詐欺みたいなものです。

入社後に「全然思っていた環境と違った」と思われて、早期離職に繋がってしまいます。この早期離職によって生じる損害は計り知れません。

早期離職で損する金額は313万円!?

  • 採用にかけた広告費
  • 面接による面接官の業務ロス
  • 研修などの新人教育にかけるコストと先輩スタッフの業務ロス
  • 入退社の手続きによる人事部門の工数

これらを含めると、とてつもない金額になります。

ある記事によると、1人の退職で会社が損する金額は313万円と記載されていましたので、かなりの損失ですよね。

一番の原因は「求める人材像」の間違えた設定

ミスマッチが生じる原因は色々あると思いますが、一番の原因は求める人材像が間違えているからです。

人の考えはそうそう変わるものではありません。

入社後にいくらフォローしたとしても、いくら丁寧に教えたとしても、「なんか違うな…」と感じている人の気持ちを変えるのはとても難しいものです。

ですから、最初の入り口から会社にマッチした人材をちゃんと設定して、ありのままの情報を伝えた上で採用に繋げていく必要があります。

もし、採用サイトなどを作っていたとしたら、一から作り直し

仮にもし、求める人材像の設定が間違えている状態で採用サイトを作っていたとしたら、さらに悲惨です。

そのままでは早期離職を大量に生み出してしまう可能性が高いので、早急に一から作り直す必要があります。

サイトリニューアルにかける時間とコストも相当なものです。


このように、求める人材を欲張って設定してしまうと、それによって生じる損失はとても大きくなります。

必ず、慎重に決めていかなければいけません。

求める人材像の決め方

では、どのように求める人材像を決めていけばよいのかをご紹介します。

基本的には、夢を見ないで欲張らないこと。これに尽きます。

あとは、今の環境のままで「働きたい!」と思ってくれる人を探すのがよいです。

今いるスタッフの中から選ぶ

例えば、今いるスタッフの中で会社に対する忠誠心が高く、毎日楽しく仕事をしているような人はもってこいです。

そのスタッフさんのことを詳しくヒアリングして、どんな特徴を持っている人なのかがわかれば、どのようなことを伝えていけばよいのかが見えてきます。

基本的には求人広告で伝えている内容通りの人が反応しますので、同じような人が集まれば、ミスマッチのリスクは抑えられ、会社の雰囲気はドンドンよくなっていきます。

誰もいない場合、友人・知人から選ぶ

もし、誰もいないという場合は、頭の中でイメージしていても的外れな設定をしてしまうので、必ずリアルの人を見つけ出した方がよいです。

知人や友人に自分の会社のことを話してみたり、どのような会社で働きたいと思っているのかを探ってみたりすることで、どんな人を集めればよいのかが見えてきます。

もっと深く学びたい方へ

求める人材像の設定をした上で、どうすれば今よりもっと求人で成果を出せるようになるのか?

もっと深く学びたいと思っている方に向けに書籍を書かせていただきました。
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