採用HPはデザインがダメだと全てが台無しになる!?

今までお伝えしているように、デザインのスキルは重要ではあるのですが、広告で結果を出すために必要な3つのスキルの中では優先順位としては一番低いと言われています。

マーケティングでやる事が決まり、コピーライティングで広告に掲載する情報が決まり、そのあと、伝える情報を魅力的に見せていくのがデザインの役割です。

ですから、効果的な媒体を選択していなかったり、広告に掲載する情報が魅力的でなければ、いくら見た目を素晴らしくしたとしても、広告で成果は出せませんので、この点は十分にご注意ください。

採用HPのデザインがダメだと結果を出せない3つの理由

ただ、いくら3つのスキルの中でデザインは最も重要度が低いとはいえ、決してあなどってはいけません。

いくら魅力的な企画を立てて読み手の心に響くメッセージを作り上げられたとしても、デザインがダメだと全てを台無しにしてしまうのです。

なぜ、優先順位が一番低いのに台無しにしてしまうのか、その理由を3つお伝えします。

理由1:ほんの数秒の世界で瞬時に良し悪しを判断されるから

jikankanriあなたもネットサーフィンをしたりとか、新聞の折り込みチラシをチェックした事があるのでしたら、経験しているとは思うのですが、広告を見るスピードはほんの一瞬ですよね。

2〜3秒の世界でそのホームページを見るかどうかを判断します。

一瞬で興味を引く事ができなければ、その先はないのです。

最初から長い文章なんて決して読まれません。

最初は短いキャッチコピーと画像、そして全体の雰囲気でなんとなく判断されます。

これらの要素をデザインで魅力的に見せられなければ、全体を読んでもらえる事はありません。

第一印象をコントロールするのはデザインの領域です!

だから、デザインは重要なのです。

理由2:イメージが良くないと信用されないから

優秀なデザイナーはターゲットが好むイメージ通りに見た目をコントロールできます。

例えば

  • レクサスはモダンでスタイリッシュな高級感があり、高いステータスを求める男性が好む印象になっています。
  • SUZUKIのラパンポップで可愛いらしいオシャレが好きな若い女性が好む印象になっています。

大手の企業は大体どこも商品を販売する際に、ターゲットの趣味嗜好をリサーチし、それに合わせたイメージ戦略をとっています。

これは、求人に関しても同様です。

狙っている求職者が好む印象にデザインすることによって、「ここは私に相応しい会社だ」と一瞬で思わせられる可能性を秘めています。

怪しいと感じる場合はターゲットと印象がマッチしていないから

batsuあなたも経験があると思うのですが、外観の印象が悪いお店はなかなか入りづらいですよね。

洋食なのか和食なのか何の料理が出てくるのかが分からないお店だったり、汚かったり、逆に高級すぎる佇まいだったり。

一回お店に入ってしまえば、安心するので二回目も入りやすいですが、最初の段階では印象で何となく判断している人は多いと思います。

デザインの基本はターゲットにマッチしているかです。

求職者の目線で見て印象の良いデザインかどうかしっかりチェックしてみてください。

理由3:読み手の視線をコントロールしないと伝わらないから

デザインの役割で大きな部分を占めるのが視線のコントロールです。

メッセージを的確に伝えるためには、読み手の心理に合わせて順番通りに視線をコントロールする必要があります。

実際に例を見ないと分かりづらいと思いますので、例を上げて説明します。

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どちらも掲載されている情報は同じですが、伝わってくる内容は異なります。

悪い例について

左側のデザインは一見綺麗なデザインのように見えるかもしれませんが、STAFFSOLUTIONという会社を知らない求職者にとってはどんな会社なのかさっぱり分からないため、興味を持たれない可能性が高いです。

大手の広告は社名や商品名の知名度が高いため、このようなデザインにしているケースが多いですが、大手のやり方は中小企業にそのまま当てはめられません。

良い例について

右側のデザインは知名度の低い社名は小さく抑え、どんな会社なのかを分かりやすく見せています。

働きやすい職場を求めている求職者であれば、検討してくれる可能性が高まります。

視線のコントロールはコピーライティングのスキルが強く影響してくる

このように、情報の優先順位をデザインでコントロールする事で、全く同じ情報を掲載したとしても、全く異なる見え方になります。

広告の反応率も大きく変わりますので、デザインのコントロールは慎重に行わなければなりません。

読み手の視線をどのようにコントロールすれば高い反応がとれるかは、読み手の心理を読み取りながらデザインをしていく必要があります。

この心理を読み取るスキルはデザインの領域ではなく、コピーライティングの領域になります。

つまり、いくら優れたデザインスキルを持っていたとしても売れる構成術に沿ってデザインを行えなければ、ただカッコイイだけの結果を出せない広告物に成り下がってしまうのです。

反応のとれるホームページを作るためには、コピーライティングとデザイン、この両方のスキルを兼ね備えたデザイナーを見つけなければなりません。

ただカッコイイだけのアートではなく、結果を出せるデザインを行う

一般的にデザインと言いますと絵描きなどのアーティストのような印象を持つ人が多いですが、デザインをアートのように捉えてしまうと上記で説明している通り、思ったような結果は得られません。

デザインの目的は以下の4つです。

デザインの目的

  1. メッセージを的確に伝えること
  2. メッセージを瞬時に伝えること
  3. ターゲットが好む印象を伝えること
  4. 信頼性を上げること

アートのような斬新さがあっても良いですが、目的から外れるような事はしてはいけません。

デザイナーを選ぶ際によく見た目の好みで選ばれる方がいますが、それだけでは目的は達成できません!

求人の目的であれば、おそらく、広告費の削減とか求人の応募数などを高める事でしょう!

であれば、見た目の好みだけでなく、伝えるメッセージを瞬時に的確に伝えるためにデザインを活かし、数字を高めてくれるデザイナーを選ばれることをオススメします