求人サービスを提供している会社の中には、採用するまで一切お金がかからない成果報酬型のサービスを提供している会社も存在します。
従来の広告のように、応募が一件もないのに、お金だけが失われる事はありません。
費用が発生するのは採用した時のみですから、採用が決まるまでじっくり選べます。
成果報酬型の求人サイトの最大の問題点
ただ、問題としては、「数がとれない」んです。
ある程度人材に余裕がある状態であれば、時間をかけてゆっくり選べますのでマッチしたサービスかもしれません。
でも、
- たくさんの応募者の中から厳選したい!
- いち早く優秀な方を採用したい!
と考えているのであれば、目的を果たせないと思っておいた方が良いです。
必要な応募数は採用を厳選する程多く必要
僕が知る限り、採用時に応募者を厳選している会社は、アルバイト・パートでも採用率30%前後です。
正社員雇用の場合、10%以下になるケースが多いです。
ということは、アルバイト・パートを雇用する際には、3件ほどの応募が必要ですし、正社員雇用の場合、10件以上の応募がないと一人も雇用できない事になります。
ではなぜ、成果報酬型の求人サイトは応募者の数が少ないのか?
成果報酬型の求人サイトを利用する求職者は限られてます。
求職者全員があなたの会社の情報が掲載された求人サイトをチェックする訳ではありません。
求人サイトは他にも数え切れないほどありますし、リスティング広告で宣伝している会社の採用サイトをチェックする人もいますし、求人誌をチェックする人だっています。
求職者がチェックする媒体は多岐に渡ります。
ですから、成果報酬型の求人サイトだけではまず思ったような応募数を得られるわけがないのです。
応募数を増やしたい場合は、別な媒体に広告を掲載することを検討する必要があります。
成果報酬型の求人サイト内で目立たせるには、やはりお金が必要
また、求人サイト内にはたくさんの求人情報が掲載されていますので、その中で目立たせて、多くの求職者の目に触れるようにしたい場合は、成果報酬型のサービスでも別途料金が発生します。
結局、お金を使わない限り、応募数は増やせない仕組みになっているのです。
求人サイトが求めているのは利益と登録数です。
どちらも獲得するためには、最初から料金が発生すると企業の登録率が少なくなるため、無料で登録のハードルを下げて多くの会社に登録してもらえるようにもっていきます。
でも、登録数が増えれば利用する求職者は増えるかもしれませんが、登録している会社同士の競争が激化するため、なかなか応募に繋がりません。
ここでようやく登録企業は有料サービスのニーズに気づくことになり、求人サイトは利益を生み出せるようになる!という仕組みになっているのです。
まとめ
応募がたくさん欲しかったり、いち早く優秀な求職者を集めたいのであれば、無料の求人は絶対に無理。
広告費はかけなければいけない!と思っておきましょう!