求人にリスティング広告を使うとなぜ無駄な広告費がかからないのか?

求人広告費の節約

求人にリスティング広告を利用している会社はまだ少ないですが、どの会社も費用対効果の高いパフォーマンスを出せています。

ではなぜ、リスティング広告は無駄な広告費をかけずに成果を出せるのか?

シンプルに言ってしまえば、従来型の広告の仕組みを根底から覆す仕組みを備えているからと言えるでしょう。

つまり、リスティング広告の良さを知るには、従来型の広告が抱えている問題を知る必要があります。

リスティング広告は、何の理由も無く生まれた訳ではありません。

開発の背景には、従来型の広告が抱えている問題を根本から解決するという目的があったのです。

リスティング広告が開発された背景

従来の広告は求職者に見られていなくても広告費が発生している

フリーペーパーの求人誌や求人チラシなどの場合、応募が一件もなくても期間を過ぎれば一定の金額を支払わないといけません。

狙っている求職者にあなたの会社の広告が1回も見られてなくてもお金を払わなければいけない仕組みになっています。

人が余っていた時代はこれでも反応は得られました。

でも、今は少子高齢化により、働き手が少ない時代です。人気のない業界や求職者の数自体が少ない職種であれば、応募がないどころか、広告を見ているどうかも怪しいところです。

つまり、広告を見られてないかもしれないのに、毎回、料金を払わなければいけない状態になっているという事です。こんなのは、お金をドブに捨てているのと一緒で非常にもったいないですよね。

でも、他に良い方法が見つからないから、仕方なく求人広告を出し続けているといった会社はとても多いです。

そんな問題を抱えている会社に是非、リスティング広告の事を知って頂きたいのです。

今後に活かせるお金の使い方と何にも残らないお金の使い方であれば、今後に活かせる投資としてお金を使った方が良いと誰もが思うはずです。

リスティング広告は次に活かせるお金の使い方ができる広告です。

次は、リスティング広告の料金体系がどうなっているのかを詳しくお伝えしていきたいと思います。

なぜ、リスティング広告は広告業界に革命を起こしたと言われているのか?

リスティング広告は広告がクリックされた時にはじめて料金が発生する。だから、無駄なお金が1円もかからない!

リスティング広告が業界に革命を起こしたと言われる最大の理由は、クリックされた時にはじめて料金が発生する「クリック課金」という仕組みを導入したからです。

広告がクリックされなければ、広告費は一切発生しません!

つまり、あなたの会社の採用ホームページが見られた時にはじめて料金が発生するという画期的な仕組みになっているという事です。

たくさんの求職者にあなたの会社の採用ホームページを見てもらえれば、クリックされた回数分、費用は増えていきますが、その分、応募者も増える可能性が高まります。

もし、たくさんクリックされているにも関わらず、応募者がいなかった場合は、ホームページの質が悪くて競合他社に取られている事になりますが、問題点がわかれば今後対策して解決できるようになります。

従来型の広告で抱えていた悩みからは全て解放される

従来型の広告の場合、応募がない時にどこに問題があるのかを特定できないため、改善策を見つけ出せません。

だから、多額の広告費を無駄にすることに繋がってしまうのです。

結構なお金をかけて広告を出しているのに応募が来ない。どこに問題があるのかも分からないため、広告を掲載し続けているけど…

  • 一体どれぐらいの人に見てもらっているのか?
  • お金をかなり無駄にしているのではないか?
  • 本当にこのままのやり方で大丈夫なのか?

と応募が来ない間はずっと悩み続けることになります。

でも、リスティング広告を利用すればそういった悩みからは解放されるようになります。

狙った求職者のみに広告配信が可能

広告を表示させる検索キーワードは誰が選ぶのか?と言いますと、あなた自身で自由に選ぶ事ができます。

あなたが狙っている求職者が検索すると思われるキーワードのみに広告を出していけば、一円も無駄にしない広告運用ができるようになります。

ただ、業界や職種が特定されないキーワード、例えば「茨城 求人」などに広告を出していたら費用がかさんでしまいますので、注意が必要です。

無駄のない広告配信する際のポイントはキーワードをなるべく絞り込むことです。

資格が必要な場合は、資格の名前。経験者を募集する場合は職種名で絞り込んでいきます。

例えば以下のようにです。

  • 看護師であれば「看護師 求人」
  • 運転手であれば「運転手 求人」
  • 営業であれば「営業 求人」
  • 美容師であれば「美容師 求人」

などなど。

募集する業界や職種に絞り込んだキーワードに広告を出しておけば、無駄な広告費は一切かかりません。

さらに、除外キーワードと言って広告を表示させたくないキーワードを指定する事も可能です。

これにより、対象外の求職者からのクリックを除外し、集めたい求職者のみにピンポイントで広告を出せるようになります。

地域の絞り込みも可能

また、求職者を集める際には会社に通ってもらう事になりますので、募集するエリアは限られますよね。

募集エリア外で広告配信してしまったら、例え興味を持ってもらえたとしても、遠すぎて通勤できないため、広告費の無駄になってしまいます。

このような無駄クリックを避けるため、リスティング広告は、市町村単位で配信エリアの設定が可能になっています。

例えば、水戸市・ひたちなか市・笠間市・那珂市のみに配信と設定する事により、それ以外にお住まいの人からは全くアクセスされなくなるという事です。

たまに、他県の求人情報が広告欄に表示されているのを見かけますが、「広告費を無駄にしてるなぁ」ととても残念に思います。

リスティング広告の運用は慣れていないと、無駄な広告費が発生する可能性がありますので、ご自身で運用される場合は、注意してください。

発生する費用について

クリック単価はオークション形式で変動するため、競合他社の動きによって変わってくる

では、クリックされたら一体いくらかかるのか?

ここが一番気になるところかとは思いますが、これはオークション形式で決まるため、1クリックいくらかかります、とはっきりお伝えする事はできません。

IT に苦手意識のある方は、この時点でちんぷんかんぷんになるケースが多いのですが、キーワード一つ一つがヤフオクの商品だと思っていただくとイメージがしやすいかもしれませんね。

ヤフオクで何かを購入する時はオークション形式で金額が決まりますので、一つ一つの商品の金額は異なりますよね。

人気のある商品は価格が高騰しますし、人気のない商品は買い手がつきません。

これと一緒で、キーワードには、「応募に繋がりやすいキーワード」と全く「応募に繋がらないキーワード」が存在します。

例えば、カット専門店が美容師を募集する場合、「美容師 求人」のキーワードは応募に繋がりますが、「飲食店 求人」のキーワードは、当たり前ですが、飲食店で働きたいと思っている人が検索しているキーワードになりますので、応募に繋がらないですよね。

では「飲食店 求人」のキーワードは価値のないキーワードかと言うとそうではなく、飲食店が求人募集する際には、応募に繋がりやすいキーワードになります。

このように、キーワードはあなたの会社が求めている人材が仕事先をネット上で探す際に検索しているキーワードかどうかで価値が決まるようになっています。

そして、クリック課金の単価が高いか安いかは、オークション形式ですので、競合他社がどのくらいの単価設定で広告を出しているかでコロコロ変動します。

競合他社との影響でクリック単価が変動する仕組みについて

競合他社が広告を出す時の目的はあなたと一緒ですから、当然、応募に繋がりやすいキーワードに広告を出しますよね。

ネット上で広告が掲載されるスペースには限度がありますので、競合他社が増えれば増えるほど、入札単価を高めに設定しないと目立つ位置に広告を出せなくなります

目立たない位置に広告が表示されていると、求職者にクリックされる機会が減るため、広告費はあまりかからなくなりますが、目立つ位置に広告を表示させている会社にどんどん求職者を取られてしまう事になります。

求人市場は求職者を奪われてしまったらもう戻って来ない

求人は集客と違ってライバル会社に優秀な人材をとられてしまったら、もうあなたの会社に来る事はありません。

今後は少子化の影響でどんどん人が少なくなってきますので、優秀な人材は希少価値の高い存在です。

とるか、とられるか、熾烈な人材の奪い合いはこれからさらに激化していく事でしょう。

そのため、応募に繋がりやすいキーワードはお金をかけても良いから目立つ位置で表示させたいと思う会社が増えるようになります。

その数が増えれば増えるほど、価格が高騰していく仕組みになっているんです。

ただ、2016 年3月の段階ですと、都内では求人にリスティング広告を活用している会社は増えてきていますが、地方にいけばいくほど、リスティング広告で求人広告を出すメリットに気づかれている会社が少なく、競合他社はほとんどいないと言っても過言ではありません。

競合他社がいなければ、安い単価で広告を出せますし、比較検討もされないため、インターネットの求人広告市場を席捲できるようになります。


他の人がやっていない事にチャレンジするのは勇気がいりますが、リスティング広告の場合、適切な設定さえできていれば、金銭的なリスクは非常に低くなります。

要は「やるかやらないか」それだけの違いです。

どんな事でもやってみなければ本当のところは分からないかと思います。

まだやっていない方法でもしかしたら可能性があるかもしれないのであれば、まずやってみる。

やる前に色々考えてしまうとネガティブな方向に行ってしまうので、行動に移れなくなります。

新しい行動がとれなければ、何も変えられません。

ですから、まずやってみる。そして、やってから考えてみるといったステップがスピーディーに結果を出すためには必要な流れなのではないかと思います。

リスティング広告運用する前に知らなければならない事

最小限のコストで最大の成果を出すには、広告のパフォーマンスを高めなければならない

「でも、リスティング広告を出す会社が増えていけば、資金力豊富な会社には敵わないのではないの?」と思われる人もいるかと思います。

実際、競合他社が増えていけば、クリック単価は上がりますし、単価を高めに設定できる会社が有利になるのは事実です。

でも、リスティング広告は、資金力だけで優劣が決まらないように、広告の「品質」も考慮されるようにできています

つまり、グーグルやヤフーが推奨している広告の出し方に適したやり方で広告を出し、パフォーマンスの高い状態をキープしていれば、品質の高い広告と見なされ、安い単価でも上位に表示されるようになるのです。

広告のパフォーマンスが良くなればなるほど、広告費が抑えられて、応募の数も増えていく。そんな事が実現できるようになります。

大企業よりも広告のパフォーマンスが良ければ、大企業よりも少ない資金で多くの応募を獲得できるようになります。

リスティング広告を生かすも殺すも運用する人次第

広告のパフォーマンスで広告費も応募の数も大きく変わってくるという事は、重視しなければいけないのは、ただ単にリスティング広告ができるだけではダメという事です。

リスティング広告はあくまでも便利なツールに過ぎません。ツールを生かすも殺すも運用者の力量次第です。

世の中の仕事には、マニュアル通りに行う仕事と頭に汗をかいて何もないところから有益なモノを生み出していくクリエイティブな仕事がありますが、リスティング広告は完全にクリエイティブな仕事。

ですから、運用する人によって大きくパフォーマンスが異なります。

設定の仕方を間違えてしまえば、短期間の内に多額のコストを失いますし、知識や経験が不足していれば、コストが無駄に失われている原因も探れません。

リスティング広告をベースにしてどのように優秀な人材を確保していけば良いかはこちらの記事に書いてあります。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

中小企業が優秀な人材を確保する方法