求人改善を任せて伸びる社員、止まってしまう社員の違い

前回は、社員さんに求人改善を任せたとしても、動画を渡すだけでは続かない、という話をしました。

今回は、そもそも「誰に任せるか」という観点でお伝えします。

結論から言うと、パソコンが得意な人でも、文章が書ける人でも、マーケティング経験がある人でもありません。一番重要なのは「素直に学べる人」かどうかです。

今のスキルは、それほど重要ではありません

求人内製化というと、広告運用をしたり、採用LPを作ったり、AIを使ったりするので、「ITが得意な社員に任せた方がいいのでは?」と思われるかもしれません。

もちろん得意であれば有利です。でも、最初からできる必要はありません。

求人改善には、ちゃんと順番があります。

  • どんな人を採用したいのかを考える
  • その人が、どんな悩みや不安を抱えているのかを知る
  • 競合の求人を調べる
  • 自社の魅力を整理する
  • 誰に、何を伝えるのかを決める

そのうえで、求人原稿や採用LP、広告などに落とし込んでいきます。

この流れを一つずつ学んでいけば、未経験からでも身につけていくことはできます。

実際、求人で成果を出すうえで重要なのは、ツールを使えるかどうかよりも、「なぜ、そうするのか?」を理解できることです。

伸びる人は、フィードバックを素直に受け取れる

これまでいろいろな方の実践を見てきて感じるのは、伸びる人にはかなり分かりやすい共通点があることです。

それは、自分のやり方に固執しないことです。

最初は誰でも間違えます。ターゲット設定がズレることもあります。会社の魅力だと思っていたものが、求職者にはまったく響かないこともあります。良いと思って書いた文章が、実はすごく分かりづらいこともあります。

これは普通です。

問題は、間違えることではありません。フィードバックを受けたときに、「なるほど、じゃあ直してみよう」と思えるかどうかです。

まだ成果が出ていない段階から自分の考えに固執してしまうと、なかなか前に進みません。

求人内製化に必要なのは、最初から何でもできる人ではなく、学びながら自分の考え方や行動を修正できる人です。

「優秀な社員」を探す必要はありません

ここを勘違いすると、「うちには、そんな優秀な社員はいないよ」となってしまいます。

でも、特別に優秀な社員さんを探す必要はありません。

  • 普段の仕事をコツコツやる
  • 分からないことがあれば質問する
  • まずは言われたことをやってみる
  • 間違っていたら修正する

こういう社員さんの方が、求人内製化には向いています。

求人改善は、一発で正解を当てる仕事ではありません。調べて、考えて、実践して、反応を見て、また改善する。これを繰り返していく仕事です。

だから、天才的なアイデアを出せる人よりも、正しいプロセスをコツコツ続けられる人の方が向いています。

社員に任せるなら、社長にも役割があります

ただし、良さそうな社員さんを一人選んで、「じゃあ、求人よろしく」ではダメです。これでは、ただの丸投げになってしまいます。

業者への丸投げをやめたのに、今度は社員さんに丸投げする。これでは、求人内製化は続きません。

社員さんに任せるのであれば、求人改善を正式な仕事として扱う必要があります。

  • 学ぶ時間を作る
  • 実践する時間を作る
  • ちゃんと進んでいるかを確認する

社長が求人原稿を書く必要はありません。採用LPを作る必要もありません。広告設定を覚える必要もありません。

でも、誰に任せるのか。その社員さんが学び続けられる環境を作れているか。ここは、社長が決める必要があります。

求人内製化は、仕事を社員に押しつけることではありません。社員さんが求人を改善できるように育つ環境を、会社として作ることです。

社員に任せて求人をコントロールする進め方の全体像は、求人内製化セミナー でもお伝えしています。

これまでのメルマガでは、なぜ社長一人では求人内製化が続かないのか、また業者に何百万払っても、求人で成果を出す力が残らない理由についてもお伝えしています。あわせてご覧ください。

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山本 猛
株式会社スタッフソリューションの代表。 1978年茨城県水戸市生まれ。 企業が求人を業者任せにするのではなく、自社で求人を理解・判断・改善し、コントロールできる状態をつくる「求人内製化」を支援しています。 求人で成果を出すプロセスを「9ステップメソッド」として体系化し、検索広告を求人に活用する「ジョブリスティング®」と組み合わせ、これまで300社以上の求人を支援してきました。